
1972年(昭和47)
CBSソニーから
猫「雪」
が発売された。
作詞・作曲:吉田拓郎
編曲:猫
写真は
DREAM PRICE 1000 猫 雪
吉田拓郎プロデュースによる
「雪」「地下鉄にのって」他、
全6曲を収録している。
猫のベスト集。
こんにちは
健康オタクの あんこう です。
今回は、
1972年にヒットした
猫の
「雪」
です。
ぜひ、最後までご覧ください。
猫の「雪」はストーカーの歌?
猫の「雪」を聞くとこんなことを思い出す。
年寄りの戯言と思って
最後までお付き合いください。
あれは初冬のたそがれ時。
ませた高校生だった。
家から窓の外を見ていたら、
すらりとした細身の女性が通って行く。
その時降り出した雪の冷たさで
ほんのり頬を赤くして、
コートに付いた雪を振り払っている。
そのしぐさには
小股が切れ上がったというのか
大人の女性の色っぽさが滲み出ていた。
あの女性はどんな人なんだろう。
何処に行くんだろう。
そう思っていたら私は
矢も盾もたまらず表に飛び出していた。
2~3分だったろうか
気が付くとその女性の跡を歩いていた。
そのとき
女性がくるりと振り返って私を見た。
細面の顔に薄化粧。
大きな瞳で私を見た。
何も言わなかったけど
その瞳は
「早くおうちにお帰んなさい。ボク」
と言っているように思えた。
なにせ、純情高校生。
その一撃で足が止まってしまった。
その後、その女性に出会うことはなかった。
いやー忘れられないですね
この出来事は。
30歳前後だったんだろうか
妙に色っぽい
高校生でもつい惹かれてしまう。
魅力的な女性でした。
毎日窓の外を見ていたもんでした。
また通ったら
跡を付いていくかって?
もちろん、付いて行ったでしょうね。
これをストーカーと言うんでしょうか。
いやー、一度っきりフラフラとでは
ストーカーとは言わないでしょうね。
2度目はダメですよ。
猫の「雪」は吉田拓郎プロデュース
猫の「雪」の作詞・作曲は吉田拓郎だ。
吉田拓郎は「結婚しようよ」を
ヒットさせ
これまでのフォークと違う
生活に根差した歌、
ニューミュージック路線を走り始めた。
それと同時に
プロデューサーとしても活躍した。
その拓郎がプロデュースしたのが
猫の「雪」だった。
当時、
猫は拓郎のバックバンドをしていた。
拓郎は猫の実力を認めていたんだろう。
猫に拓郎自作の「雪」を歌わせた。
吉田拓郎は自分が歌うより
猫に歌わせたほうが
曲の良さが出ると感じ
猫に「雪」を歌わせたのだろう。
猫は、拓郎が歌う「雪」とは
ガラリと変えたアレンジで答えた。
彼らは軽快なリズムと
絶妙なハーモニーにアレンジして歌い
「雪」はヒット曲となった。
プロデュースした拓郎ニンマリ、
ヒットして陽のあたる場所に出て来られた猫もうれし泣き。
一挙両得とはこのための言葉ですね。
エピローグ
その後、
あの魅力的な女性には会えなかったと書いた。
でもそれ以上の女性に逢えた。
それはね。
わたしの・・です。
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