なにっ!五つの赤い風船「遠い世界に」が国歌に?

1968年「恋は風に乗って」のB面で発売。翌年、AB面入替えて再発売された。
写真は1971年ビクターから発売された、五つの赤い風船シングル版『遠い世界に』。


こんにちは
健康オタクの あんこう です。

今回は
昭和44年(1969)発売の
五つの赤い風船の名曲
「遠い世界に」です。

この曲が発表されてから
数多くの人々に歌い継がれて

NHKのみんなのうたで放映、
そして教科書にも載るようにもなりました。

そして次は
西岡たかしの野望?国歌に?

フォーク同好会で初めて覚えたのが「遠い世界に」

「遠い世界に」が発売されたのは
1969年。

東大闘争から70年安保闘争にかけて
学生運動が激しい時代だった。

私の高校時代の級友は
安保反対のデモに参加して
催涙弾を浴びたという。

彼は活動家というほどのことは
していなかったが、
デモに参加したことによって
機動隊の催涙弾が当たったようであった。

当時の様子を説明していた彼の
左腕にはケロイド状の痕が残っていた。

このとき以来、会っていないが、
痕は今も残っているのだろう。

その後も学生運動は続いたが
私の入学した夜間大学は平静そのもの。

もともと私はノンポリ。

でも考え方は、日和見 反体制。

従順な学生でした。

一年生のときフォーク同好会に入って
先輩たちにいろいろと教えてもらった。

このころはフーテナニー形式が
流行っていたのであろうか。

歌う歌は赤い風船やアメリカンフォーク、カレッジフォークなど。

フーテナニーとは
「さあ皆さんも一緒に歌いましょう」
と言って

次に歌う歌詞を
先に言いながら観客を誘導し、
歌う側と観客が一体となってシングアウトする

そういうやり方である。

歌声喫茶に似ているが
フーテナニーで歌う曲はフォークソングだけであった。

お茶も無しです。

先輩はフォークフーテナニーと言っていた。

うまく観客を先導すると観客は盛り上がるし一体感も生まれる。

この時代でこれがうまかったのが
西岡たかしや高石友也などである。

このときで一番記憶に残っている曲が「遠い世界に」である。

西岡たかしの詞は明るい未来を願望している。


遠い世界に旅に出ようか
それとも赤い風船に乗って
雲の上を歩いてみようか
太陽の光でニジを作った
お空の風をもらってかえって
暗い霧を吹き飛ばしたい

作詞:西岡たかし

作曲も西岡たかしだが
メジャーのコード進行なのになぜかマイナーっぽく感じる。

だがこれは雰囲気の問題なんだろう。

藤原秀子と
西岡たかしの独特で絶妙な
ハーモニーが気持ちをホンワリとさせてくれる。

ここにオートハープの
独特の音色が加わる。

この時代にこんなに心に残る曲が生まれたのだ。

「遠い世界に」名曲である。

「遠い世界に」ひとり国歌論争

まだ学生のとき
深夜放送だったか
音楽雑誌だったか思い出せないが

西岡たかしが
「遠い世界にを日本の国歌にするんだ」
と言っていたのを覚えている。

3番目の歌詞が


雲に隠れた小さな星は
これが日本だ私の国だ
若い力を体に感じて
みんなで歩こう長い道だが
ひとつの道を力の限り
明日の世界をさがしに行こう

とある。

西岡たかしは本気で考えていたのだろう。

何年か後、

「遠い世界に」がNHKみんなのうたで放映されていた。

赤い風船が歌っていたのではないが、
当時NHKぎらいの
フォークシンガーが多かった時代に
みんなのうたで放映されるとは思ってもみなかった。

それだけではない。

何十年か後に
中学校の音楽の教科書に載ったということを聞いた。

私の子供の年代の
前か後かはわからないが

子供たちに聞いてみたら載っていなかったそうだ。

だが中学校の音楽の教科書に載ったということは本当らしい。

若い子たちが
みんなで合唱している様子を見て
西岡たかしの顔がほころんでいる様子がうかがえるようだ。

いまだに
国歌になるという話は聞かないが
「私の存命中になったらいいなぁ」
と願っている。

いや。
死んでからでもいい。
なってくれ!

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