「武蔵野タンポポ団の伝説」高田渡 シバ「淋しい気持ちで」を歌う


こんにちは
健康オタクの あんこう です。

今回は、
LPアルバム
「武蔵野タンポポ団の伝説」
です。

昭和47年(1972)

収録曲
「サンフランシスコ湾ブルース」
「長屋の路地」
「告別式」
「しらみの旅」
「もしも」
「朝」
「ミッドナイトスペシャル」
「淋しい気持ちで」

「武蔵野タンポポ団の伝説」高田渡 シバ「淋しい気持ちで」「サンフランシスコ湾ブルース」を歌う

武蔵野タンポポ団は
ちょっとマニアックな
部類に入るんじゃないかなぁ。

吉祥寺のぐゎらん堂で
高田渡とシバを中心に活躍していたバンドですね。

他に
友部正人、山本コウタロー、
中川イサト、村上律、岩井宏、
村瀬雅美、福岡風太などが参加していた。

ぐゎらん堂は
アルコールも提供する喫茶ホールで
今風にいうとライブハウス。

フォークだけでなく
いろんなジャンルのバンドが出演して
音楽が演奏されていた。

ぐゎらん堂と言えば
武蔵野タンポポ団というほど有名だ。

その時に集まるメンバーによって
武蔵野タンポポ団は変化していた。

使用する楽器は
ギター、ブルースハープ、
フラットマンドリン、バンジョー、
ギロ、カズー、ベースなど。

聞きなれない楽器が出てくるが
ジャンルとしては
ジャグバンドに区分される。

「ジャグバンドってなんだ?」
って思うかもしれないが
後の方にYouTubeの動画を貼って
おいたのでそれを参照されたい。

コード進行が3つくらいしかないので
楽器を単純に弾くには簡単だ。

私たちのバンドはそれに飛びついた。

そう楽器を弾く腕は上手くはなかったから。

上手い人はコード進行によって
いろいろなパターンを持っていて
その時の気分によって演じているようだ。

それを楽しむんだね。

「サンフランシスコ湾ブルース」
作詞:Jesse Fuller
訳詞:若林純夫
作曲:Jesse Fuller

それでも私たちのバンドでは
ボーカルやギター、
ブルースハープが良かったので
「サンフランシスコ湾ブルース」
なんかは聞かせられる持ち歌だと思っていた。

YouTube:武蔵野たんぽぽ団 サンフランシスコ湾ブルース

音源は
「もうひとつの伝説 武蔵野タンポポ
 団」からになっているが
「武蔵野タンポポ団の伝説」のものと
同じようだ。

私が持っている
「武蔵野タンポポ団の伝説」の
「サンフランシスコ湾ブルース」
と同じに聞こえる。

何回となく聞いたからね。

若いころの記憶だから定かでないけど。

シバが作詞・作曲で
「淋しい気持ちで」

武蔵野たんぽぽ団の歌は
厭世観のある詞が多い。

学生運動の挫折した世相から
気持ちがまだ残っているのか。

YouTube:武蔵野たんぽぽ団-淋しい気持ちで

「長屋の路地」
作詞:木山捷平・作曲:高田渡

長屋の路地に毎日アメ売りが来るが
いつも売れない。

売れなくても毎日来て
向こうの路地裏に入っていく。

という歌詞だ。

今は売れなくても

『繰返しやっていけば
 そのうち売れるんだよ』

『売れる時もあるし
 売れない時もあるんだ』

『トータルで売れれば
 それでいいんだ』

ということか。

YouTube:武蔵野たんぽぽ団-長屋の路地

「もしも」
作詞・作曲:シバ

お金がない主人公が
「もしも」お金が入る夢を持つが
あるのは借金ばかり。

それでも「もしも」と想像して
楽しんでいる。
これは楽天的な考え方だ。

YouTube:武蔵野たんぽぽ団 もしも

エピローグ

私たちのバンドは
武蔵野たんぽぽ団から始まったと言える。

うち等は下手だけど楽しむんだという発想だ。

この後で歌い始めたのが
ナターシャー・セブン。

このバンドもマニアックだ。

最初コンサートに行って観てから
大好きになったバンドだ。

上手いし、三人で楽しみながら
やっているのがその理由だ。

そのうち書きますね。

あわせて読みたいおススメ記事

【♪草に埋もれて寝たのです・・】
高田渡の「生活の柄」はアルバム「ごあいさつ」がいい 若者に歌われる理由がここにある

【加川良の傑作★】
加川良 「下宿屋」が封印?真相は?

【♪生きてバカだと言われましょうヨネ】
加川良 「教訓Ⅰ」 最高のインパクトだった。杏に?なぜ歌われている?

【♪自衛隊に入って♪花と散る・・】
高田渡「自衛隊に入ろう」は究極の逆説歌

【『トップ』のジーパンって知ってる?】
「神田川」 南こうせつとかぐや姫 ベルボトムと3畳一間と銭湯

【遠距離恋愛はするな!!】
「木綿のハンカチーフ」 太田裕美 起承転結の詩

ご意見のある方はメールくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました