もとまろ「サルビアの花」 早川義夫版と歌詞が違う?

早川義夫の名曲 もとまろ「サルビアの花」

1972年(昭和47)、
キャニオンレコードから
もとまろ
「サルビアの花」
が発売された。

作詞:相沢靖子
作曲:早川義夫


こんにちは
健康オタクの あんこう です。
今回は、
もとまろ
「サルビアの花」
です。
早川義夫のオリジナル版と
もとまろ「サルビアの花」では
歌詞が違っているんです。

もとまろ「サルビアの花」 早川義夫版と歌詞が違うって?

「サルビアの花」と言えば
オリジナルは早川義夫だが

実際に世間に知られたのは
『もとまろ』の「サルビアの花」だ。

『もとまろ』は発売当時、
女子大に通う3人グループだ。

大学生になる前の
高校在学中に
朝番組「ヤング720」の
「フォーク5週勝ち抜き歌合戦」で
4週まで自作の曲で勝ち抜いた。

5週目は自作の曲がなかったため
早川義夫の「サルビアの花」で臨み
見事、5週を勝ち抜いた。

その後、5週目に勝ち抜いた
「サルビアの花」で
レコードデビューしたが

彼女たちは
プロを続ける意思がなかったため
宣伝活動を一切しなかった。

しかし
ラジオ番組のコッキーポップで
取り上げられ
ヒット曲になった。

宣伝活動をしないで
ヒットさせるなんて
今は考えられないことだが

名曲のなせる業だったんでしょう。

もとまろの「サルビアの花」を
初めて聞いた時、

若い娘の
可憐な歌声でハーモニーもきれい。

「素朴でいいな」

と思ったものでした。

ところが
歌詞をよく聞いてみると
さすがアングラフォーク時代の名残を
彷彿とさせる。

単純なラブソングで終わっていない。

作詞は早川義夫ではない。

早川義夫と高校時代の同窓生の
『相沢靖子』という人だ。

とても女の人が書いた詞とは思えない。

彼女の詞に早川義夫が曲を付けている。

歌詞の内容を書いてみる。

サルビアの花の紅とは
どうも血の色を象徴しているらしい。

処女の彼女と愛の契りを交わし
愛し合った二人。

それなのに、
彼女の方の心変りなのか
別れを余儀なくされた。

得心のいかない彼は
挙式場の教会まで追いかけて
挙式の真っ最中にもかかわらず
ウェディングロードを
転げながらも走り続けた。

こんな内容だ。

ここで気づいたのだが
早川義夫と『もとまろ』が
歌っている3番の歌詞の中で
1行だけ違う部分がある。

・早川義夫(1969年アルバム)
 ♪
 とびらが開いて出てきた君は
 ♪
・もとまろ
 ♪
 とびらを開けて出てきた君は
 ♪

これはどういう事だろう。

YouTubeで確かめてみてください。

サルビアの花
もとまろ サルビアの花

確かに違っています。

もう一つ
早川義夫復帰後のライブで
「サルビアの花」を歌っているのを
見つけた。

ここでは
3番の問題の箇所から
3行目まで間奏でカットされていた。

早川義夫 ♪サルビアの花

どうしてなのか不明ですね。

本人たちでないですから。

推測してみました。

たぶん
もとまろが間違って覚えて歌ったのが
録音されてしまった。

そして
そのままレコーディングされて
ヒットしてしまった。

その後、
暫くしてから復帰した早川義夫が
歌う時どちらの歌詞で歌うか決めあぐねた。

なにせ間違えたとはいえ、
ヒットさせたのは『もとまろ』ですから。

「えーい、面倒だ。
 その分は間奏にして
 歌わないことにしよう」

とまあ、そんな訳で
3つのバージョンが残った
という事ではないか。

あくまでも推測ですが。

「サルビアの花」 歌詞が違うとどんな意味になる?

ついでだから
早川義夫(1969年アルバム)の
 ♪
 とびらが開いて出てきた君は
 ♪

もとまろの
 ♪
 とびらを開けて出てきた君は
 ♪

では歌詞の意味はどうなるのだろう。

考察してみた。

これは
扉をあける人が違うのだ。

早川義夫の方は教会の式場の人。

『もとまろ』の方は彼女自身。

実際、どう違うんだろう。

早川義夫の歌詞は
式場の人が開けた。

彼女は開いた扉から


ほほをこわばらせ
  僕をチラッと見た
泣きながら
  君のあとを追いかけて
花ふぶき 舞う道を
ころげながら ころげながら
走りつづけたのさ

作詞:相沢靖子
作曲:早川義夫

彼女は自分であけなかったから
彼に対する彼女の愛は消えている。

そのあとの歌詞で
泣きながら追いかけた
彼の情念が強調されている。

余程、彼女が好きだったんだろう。

何としてでも
彼女との愛を復活させたい気持ちが窺える。

一方通行の愛
今で言うストーカーに近い。

『もとまろ』の歌詞は彼女自身が開けた。

彼女が開けた扉から
彼を見た。

彼女自身が扉を開けたのだから
彼への未練は
まだ残っていると想像できる。

そのあとの二人の行動は
1968年に封切られた
映画「卒業」がダブってくる。

この歌詞を観た時
思い浮かべたのはやはり「卒業」だった。

当時、ヒットし
高校生の私も観に行った。

そして
主題歌・挿入歌で
サイモンとガーファンクルの
歌もヒットした。

略奪愛と駆け落ちを見事に描いている。

映画「卒業」がヒットしたから
似たような状況の
『もとまろ』版が
ヒットしたのかもしれない。

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