こんにちは
健康オタクの あんこう です。
今回は、
1975年にヒットした
イルカの
「なごり雪」
です。
ぜひ、最後までご覧ください。
イルカ「なごり雪」は男の失恋の歌
イルカの「なごり雪」は
伊勢正三の
かぐや姫時代の作品のカバー曲だ。
イルカの声質が
「なごり雪」の曲調に
ピッタリ合ったんだろう。
本家、
伊勢正三を超える大ヒットとなった。
歌詞はこんな内容だろうか。
大学を卒業して
別れがつらいカップル。
そこは東京駅。
別れに呼応するように雪が降っている。
別れを惜しむように降る雪、
これがなごり雪か。
よく聞いていると
単純な別れの曲ではない。
楽しくふざけあった月日が過ぎ、
ふと気が付くと卒業の時期。
気が付くと『君』は
付き合い始めた頃より
綺麗になっていた。
その頃は子供だと思っていたけど、
もう立派な大人になっていた。
ドアが閉まった
汽車の窓から
『君』は何かを言おうとしている。
何を言おうとしているんだろう。
「さようなら」
と言われるのが怖くて
『僕』は下を向いたままだった。
何?卒業の別れのシーンなのか。
もう少し聞いてみよう。
汽車に乗った『君』は、
去年よりずっときれいになっている。
そして、
男は『君』を乗せた汽車が
行ってしまっても、
降りしきる春の雪をジッと見ている。
これは
男が女をフルのではなく、
男がフラれる歌だ。
『君』はなぜ
綺麗になったのだろうか。
20代初めの
男女の成長の違いなのか、
この時期の女性は
精神的に成長する。
そして成長が速い。
一人立ちができるようになり、
内面から出る強さ、たくましさが
生き生きとした美しさとなり
おもてに出る。
男女それぞれ大人になっていくのだが
男の方の成長が足りないと
女性から見ると
頼りなく見えるのだろう。
卒業という時期で
女性の気持ちが強く出てしまった。
大人に成長した女に
何も言えない男。
そんな恋の破局が描かれている。
こんな意味深な歌詞だったんですね。
イルカ「なごり雪」を聞いて大人になろうね
イルカの
「なごり雪」がヒットした昭和50年。
この頃になると
私たちの住む田舎都市でも
ライブ喫茶が開店し繁盛していた。
私はそのライブ喫茶によく通っていた。
後輩たちがユニットを組んで
週に何回か出演し
バイトをしていたから。
そこに近くの大学の
女の子たちも加わって
大ノリの演奏をしていた。
私はというとたまに飛び入りして
1曲歌うぐらいで、
もっぱら飲み専門。
当時、後輩たちの歌う歌は
ニューフォークというか
ニューミュージック系になっていて
私の好む歌は
オールドフォーク。
つまり
反戦フォーク、
アングラ、プロテスト、
メッセージ
から始まり
叙情派、四畳半フォーク、
のあたり。
後輩たちとは
叙情派、四畳半、
の辺が接点となる。
私にとっては
叙情派だろうが四畳半だろうが
それはどうでもいい。
フォーク、フォークと言っても
所詮、流行歌。
(高田渡が言ってたっけ。)
楽しんでいる時の流行り歌が
楽しければ、それでいいんだよね。
みんなで楽しく遊んでいた。
そのライブ喫茶の常連クロちゃんと
出演バンドの女の子ケイちゃんが
付き合い始めた。
ライブ喫茶でも
仲睦まじくてほほえましかった。
二人の付き合いは1年半程続いただろうか。
3月になって卒業が決まる。
ケイちゃんは
親の元の地方都市に帰ることに。
この頃はまだ幼いケイちゃんだった。
卒業してからも
クロちゃんがケイちゃんの居る
地方都市に出かけてデートをしていたらしい。
そんな噂を聞いていた2年後、
ケイちゃんから封書が届いた。
ラブレターじゃないですよ。
中身はなんと結婚式の案内状。
仲間たちの情報を集めると、
親の勧めでお見合いをしたらしい。
ケイちゃん、
相手を気に入ったんだろう。
結婚することになったんだという。
式の案内状が来たんだから
昔の仲間と二人で結婚式場へ。
行ってみたら昔の仲間たちの顔が見えない。
うち等二人だけと思ったら、
隣の席に
あのクロちゃんがいるではないか。
なんか気まずい雰囲気で宴会が進む。
酒を飲みながら
クロちゃんが言うには、
ケイちゃんとは卒業して1年で
別れたらしい。
そうか。
遠距離恋愛だったもナ。
仕方ないよな。
そんな話をしていると
酔いがまわってきたのか
ポツリと言った。
「あいつは本当は
俺と一緒になりたかったんだ」
大人になり切れてなかったんだね。
クロちゃん。
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