「木綿のハンカチーフ」 太田裕美 起承転結の詩

1975年、
CBSソニーから
太田裕美
「木綿のハンカチーフ」
が発売された。

作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:筒美京平・萩田光雄


こんにちは
健康オタクの あんこう です。

今回は、
太田裕美
「木綿のハンカチーフ」
です。

昭和50年(1975)

遠距離恋愛の歌なのに
明るい歌?

歌詞には珍しい起承転結の詞とは?

「木綿のハンカチーフ」の秘密

ちょっと舌ッたらずの甘い声
明るくカラッと歌った太田裕美。

「木綿のハンカチーフ」の
詞をよく聞いていないと
「爽やかな遠距離恋愛の歌だな」
「太田裕美かわいいな」

って感じになっちゃいますね。

実はこの歌は
遠距離恋愛ストーリーなんだけど

男と女が交互に対話して
最後は破局を迎える展開になって
いるんです。

さらに
この詞は起承転結の構成を持った
詩になっています。

起承転結の「木綿のハンカチーフ」

起承転結は
文章を書く時の構成の種類で

1.起 始まり
2.承 続き
3.転 展開 逆転
4.結 結果

と4部の構成になっています。

「木綿のハンカチーフ」は
歌詞が四番まであり
そのまま起承転結の4部構成になっています。

ちょっと解析してみましょう。

1.起 始まり

 僕「都会の街へ旅立つよ」

 私「都会の絵の具に染まらな
   いで帰ってきてね」

2.承 続き

 僕「半年が過ぎたけど
   泣かないでいてね。
   こっちで流行っている指
   輪を送るからね」

 私「いいえ、指輪も何もいら
   ない
   あなたのキスが一番よ」

3.転 展開 逆転

 僕「君は今でも化粧をしない
   で素顔のままかい?
   僕はこんなに変わった
   よ。
   スーツを着た写真を送る
   から」

 私「私が好きだったのは
   草に寝ころんでいたころ
   のあなたなの」

4.結 結果

 僕「君を忘れてしまうほど毎
   日が楽しいよ。
   そんな僕を許してほし
   い。
   もう君の元へは帰れな
   い」

 私「私の最後のわがままを言
   うわ。
   涙をふく木綿のハンカチ
   ーフを贈って下さい」

(松本隆作詞から要約)

彼女の最後の言葉が


あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
ねえ 涙拭く木綿の
ハンカチーフ下さい
ハンカチーフ下さい

作詞:松本隆・作曲:筒美京平

都会の魔物に取り憑かれた男と
純真なままの女の破局。

こんな悲しい歌がありますか。

私はこんな男は許せない。

断じて許せない。

でも・・

自信ないな。

しかし太田裕美が歌うと
悲しさを感じさせない。

それで100万枚の大ヒット曲だ。

どれだけの人が悲しい歌だと思っているだろうか。

太田裕美マジックですね。

このあと二人が
ヨリを戻す可能性ある?

エピローグ

いつ頃だったかなぁ。

2010年ころかな。

なんとなくテレビを見ていると
太田裕美が出演していた。

歌の番組ではなく昼のワイドショーだった。

話しを聞いていると
カリスマ主婦として
雑誌にも取り上げられているという。

結婚して立派な主婦になっていたんですね。

そのあと、歌番組にも出ていた。

昔と変わらない歌いっぷりで懐かしかったなぁ。

また、コンサートツアーで近くの会館にも来ていた。

再ブレークしていたんですね。

太田裕美の歌を聞くとホッとする。

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