加川良 「教訓1」 最高のインパクトだった。杏に?なぜ歌われている?


こんにちは
健康オタクの あんこう です。

今回は、
かたくなに
アンダーグラウンドの世界に
こだわった加川良

彼の歌「教訓Ⅰ」です。

(昭和46年(1971)発売)

今でも「教訓1」が歌われているのはどうしてなんでしょう。

加川良の「教訓1」は最高のインパクトだった。

「教訓1」
といえば加川良のURCデビュー曲。

名曲中の名曲です。

71年、このとき住んでいる街には
ライブハウスというものがなかったので生で加川良は聞けなかった。

デビューしたてだから
コンサートなんてものもなかった。

ラジオでしか聞けなかった時代です。

原詩:上野暸 改詞、作曲:加川良


命はひとつ 人生は1回
だから 命をすてないようにネ
あわてると つい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ
青くなってしりごみなさい
にげなさい かくれなさい

当時、反戦をテーマにしたこの歌
そして
加川節ともいえる加川良の歌い方
それが見事にマッチして若者の支持を受けた。

♪いのーちはーひとつー
じんせいは いっかい だから♪

と歌い出したとたん観客の
ワーともウォーともつかない歓声が
響き渡っていたのを覚えている。

ラジオで
70年中津川フォークジャンボリー
での録音を聞いた時のことである。

社会人になってから
現在住んでいる街の労働組合主催で
加川良の小コンサートを見る機会があった。

勤務会社の取引先の人から
来ないかいと誘われ喜んで見に行った。

この催しは
コンサートが主ではなかったらしく
5曲ほどしか歌わなかった。

それでも生 加川良が聞けるとあって、心は踊った。

もちろん無料だった。

彼がステージに現れて1曲目にこの歌
「教訓Ⅰ」を歌い始めた。

私は興奮。

観客も大興奮と思いきや結構静か。

労働組合から動員された人たちが
相当いたようである。

と想像する。

彼の反戦・反体制という
アングラフォーク時代のイメージで
労働組合から呼ばれたのだろう。

それでなくても、この街は
もの静か、おとなしい、乗りの少ない観客が多い。

大きな都市まで足を延ばして
コンサートを見に行ったことも
結構あるが比較するとそう感じる。

本当にシーンとしたコンサートでは
アーティストは2度と来なくなる。

と、これも私の感想です。

加川良のいいところは
ブレない考え方で
生涯、商業ベースに乗らなかった。

うまく乗っていれば
吉田拓郎級の売れ方をしただろう。

加川良の才能を見いだした
高田渡もこういうところがあった。

のちに続くニューミュージックと
呼ばれる商業系フォークとの境目だった。

話しを小コンサートに戻そう。

彼の独特の声、節回し、
ベースランニングを利かした
チャーチリック奏法でアコースティックギターの音ギンギン。

フラットピックで演奏するこの奏法、
結構難しいんです。

私は4弦、5弦、6弦のベース音を
打ち間違えて打ってしまう。

歌いながらとなるとなおさら。

そういう時は、
自分の引きやすい弦を弾いて
ごまかしてしまいます。

練習が足りないんですね。

また横道にそれました。

それ以上によく通る加川良の声。

ギターと唸り声がドーンと押し寄せ
心なしか身体を揺らして歌う加川良の姿を十分堪能しました。

観客が静かでも私には十分にインパクトがあった。

杏が?今「教訓Ⅰ」が歌われている理由

何気なく
朝のワイドショーを入れていたら、
何か聞いたことのある歌が聞こえてきた。

うん?「教訓Ⅰ」?

きれいな女性の声で聞こえるこの歌。

それにしても女性?変だな。

と思ってテレビを見たら
杏がギターを弾いて歌っているではないか。

やはりこれは間違いなく「教訓1」だった。

この「教訓1」、今の若い人たちがカバーしているようだ。

杏、ハンバート ハンバート、
浜田 真理子、いわさき きょうこ
など女性が多いですね。

みなさん、
きれいな声で素直に歌っている。

70年、71年では
反戦・反体制の歌で受け入れられた歌なのに。

そしてその時、心は燃え上がっていた。

直接的に
反戦や反体制を訴えていないから
今の世相でも共感されるんでしょうね。

だが私としては、「教訓1」は加川良でしか考えられない。

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