バンバン「『イチゴ白書』をもう一度」の歌詞、就職の髪を切るのはいつ?

バンバン+ばんばひろふみ 『いちご白書』をもう一度

1975年(昭和50)
CBSソニーから
バンバン
「『イチゴ白書』をもう一度」
が発売された。

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
編曲:瀬尾一三

写真は
2001年10月11日発売のCD
「DREAM PRICE 1000
バンバン+ばんばひろふみ
『いちご白書』をもう一度」


こんにちは
健康オタクの あんこう です。

今回は、
1975年にヒットした
バンバン
「『イチゴ白書』をもう一度」
です。

普通、就活生は
面接試験の前に髪を切ります。
これが一般的ですね。

ではどうして
「『イチゴ白書』をもう一度」の
歌詞では
就職が決まった時に
切ったんでしょうね。

ぜひ、最後までご覧ください。

「『イチゴ白書』をもう一度」の頃はフォークからニューミュージックへ

吉田拓郎が「結婚しようよ」
をヒットさせた頃、

フォークソングが
ニューフォークと言われるようになり

若者の音楽は
政治色、生活臭のある
フォークというジャンルに
括られなくなり多様化していた。

その道を
井上陽水、荒井由実らが走り始め、

1975年の頃には-新しい音楽-
『ニューミュージック』と
呼ばれるようになった。

新しい若者の音楽の時代が始まったのである。

この頃、
後に『ニューミュージック』の女王と
呼ばれるようになる
ユーミン(荒井由実)

がフォークグループ
バンバンに楽曲を提供した、
「『イチゴ白書』をもう一度」が発売された。

「『イチゴ白書』をもう一度」の歌詞、髪を切る時って?

そうだね。

長い髪に不精髭を伸ばしていたっけ。

それでもね、見かけは不精髭でも
伸ばしている本人は
「ケッコウ、似合っている」
「様になっているね」

なーんて一人悦に入っていた。

私の周りでは
結構似合っているヤツもいたけど
殆どのヤツらが自己満足。

私もそのうちの一人ですが・・
密集度なしのポヨポヨ髭。

完全に不精髭。

そんなヤツらが多かった。

それが
就職活動の頃になると
クラスの仲間はみんな
床屋で短髪にしてもらってスッキリした頭だった。

長い髪のまま就職活動する訳ないよね。

「落ちます。落ちます」

と言っているようなもんです。

当然、
私も面接のときは髪を切って、
今で言うリクルートルックで面接を受けた。

だが、ノンポリ反体制派の私としては
髭はサッパリとしたが

髪は短髪と長髪の中間くらい
の長さにして面接に臨んだ。

いささかの抵抗でした。

「もう若くないんだ」
と言い訳をしつつ。

それでも受験した就職先は
親戚の紹介だったせいか合格でした。

受けた会社は、
今で言う地方都市のベンチャー企業。

身なりは
気にしない会社だったんでしょう。

それが今は、
世界の一流企業と言われる会社の
子会社になって発展中。

そういう会社の出身なんです。

でもその会社を4年で退社。

当時、
思うともったいないことをした
と思うことも・・

しかし
まーそれも良いんではないでしょうか。

今はそう思っています。

「『イチゴ白書』をもう一度」の歌詞、就職の髪を切るのはいつ?

ここまで書いてきて
「おやっ?」

って思いますよね。

ユーミンの
「『イチゴ白書』をもう一度」の
歌詞では
髪を切ったのは就職が決まってから。

普通一般の就活生は
面接試験の前に髪を切ります。

これがフツーですね。

どうして
ユーミンは就職試験が決まった時と
書いたんでしょう。

【あんこう流】で解釈してみます。

『ワザと間違えた』

これだと思います。

確信犯ですね。

面接の前に髪を切ったと表現すると
歌詞がうまくメロディーに乗らない。

就職が決まってと表現すると
ぴったりハマる。

または勘違いして、
最初から
「就職が決まってから髪を切る」と、
詞を作っていた。

後から気づいて
他の言葉に置き換えようとしたけど
しっくりする言葉が見当たらない。

最初の言葉の方がピッタリだ。

さらに間違えて表現しても
聴いているほうは間違いだと気づかない。

メロディーに
ピッタリ乗っているから。

この間違いを
どれくらいの人が気づいたでしょうか。

そうです。

ユーミンは
『ワザと間違えた』

これです。

【アンコウ】はそう考えました。

エピローグ 「『イチゴ白書』をもう一度」を想う

この歌を聞くと
当時の情景が思い出される。

長く伸ばした髪を切り、
ステータスだった髭も剃り、
就職活動を始めた時期。

学生運動は終焉し、
活動した学生たちの挫折感。

そこに流れてきた
バンバンの「『イチゴ白書』をもう一度」

就活なのに
何故かマイナーのコード進行で
どこか物悲しい。

輝く未来を創造するはずなのに。

大人の社会に入るための儀式が
髪を切り、髭を剃る、だったんだ。

青春にさよならする歌だったんですね。

社会に揉まれて輝いていくために。

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